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  • 執筆者の写真院長

京都本院4周年

 本日、京都本院4周年を迎えました。

毎年この日は、支えてくれるスタッフや家族、そして当院に来てくださる患者さんに感謝の意をお示しする日と決めています。本日は、ここで用いる言葉を慎重に集めながら帰路に就きました。

開院以来、心の中では”真摯さ(紳士さ)”を忘れず、包容に欠きが無いかを問う日々です。自分が患者だったら、「口先が上手いも、どこかで勉強を怠ってしまった先生より、日々新しいことにチャレンジし、特別口先が上手いわけでもないが、どことなく柔和な先生に診てもらいたい」と考えます。少々バイアスが掛かり気味ですが。虚弱体質だった幼少期は、内科・小児科の先生やリハビリ医、PTさん、そして鍼の先生が身近におりました。最後の治療がPTや鍼の先生でよく話を聞いてくれたと記憶しております。そして少し成長し、舞台公演中に急性咽頭炎・扁桃炎、末梢性顔面神経麻痺を患い、いずれも薬物療法から鍼灸療法へシフトし、完治に至りました。その後は、医療大付属の鍼灸学校に入学をし、研鑽を積んでいきました。卒後のことは、HP内プロフィールに記載しておりますので省きますが、とにかく一所懸命にやってきました。  京都では、苦戦が続いた時期もありましたが、今は何とか盛り返し、院の勢いが栄えてきました。少しずつ、少しずつ。私は低迷期を笑って過ごしていました(単にガハハと笑っていたのではない)。その笑いをどのようなアクションに変換できるか、これが本質を掴むことになります。要するに情報を掴むのです。『情報』は、情けに報いると書きます。つまり指一つポンっと押せば仕入れられる利便性をゴミ箱に捨て、いずれも100km以上先の人の情けに一旦ぶら下がりました。情報を機械的に収集するのではなく、直接出向いて、対話の時間を獲得し、ここまで生き延びてきました。訪問施術でも、距離を言い訳にせず、打診があれば近い遠いに関わらず、必ず出向きました。

 本日4周年を迎え、5年目に突入します。今の思考性はフラットな状態でありながらも、腹を空かせたオオカミです。伸るか反るかの攻防戦はもうしばらく続くでしょう。主体的な行動の強化と真摯さ、軽いタッチを忘れずに、この一年、がんばります。


これからも、院の扉の前まで勇気を出しながらもドキドキした気持ちで来られた患者さんに対し、両いっぱい手を広げたような包容力で包み込んでいきたいです。


5年目を迎えた当院をどうぞよろしくお願い申し上げます。



                        


                    2022年11月1日 院長 吉田友一

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