Izumo city
- 院長
- 6月1日
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先月は、約2年振りの出雲出張でした。
第29回島根中医学会で症例報告を行ってきました。
心療内科領域の演題を発表し、諸先生方から闊達なご意見とご指摘を頂戴し、学びの深化を図ることができました。
ハイライトは、島根大学医学部器官病理学 講師 長瀬真実子先生との再会です。器官病理学教室は、病理学呼吸器系や消化器系の固形悪性腫瘍を対象とした病理組織学的な予後因子や治療効果予測に関する研究を行っております。内容としては、呼吸器系や消化器系の固形悪性腫瘍の切除標本を対象として、組織マイクロアレイを作製し、免疫組織化学やIn situハイブリダイゼーション法を用いて、腫瘍の悪性度を規定する分子マーカーを解明していきます。また、術前に採取された生検標本を対象としては、化学療法や腫瘍免疫療法、放射線療法の治療効果を予測する因子の発見を目指します。
当時、私が所属していた病態病理学教室と隣室で基礎系分野の多くを幾度となく先生方に相談していた日々が一気に蘇ってきました。

写真フォルダを遡ること約5年前。
大学院時代の貴重な一枚を発見しました。研究の合間に、切り出しや検鏡などの病院実習に参加しました。病理学の基礎に触れられたのは、貴重な時間でした。
M2の時は、早朝4:00に研究室へ行き、深夜25:00ごろまで基礎系科目と研究に闘志を燃やしていました。
心が折れかけて、毎週県内の温泉地に逃避するのが常でした。その時に抱いていた物凄い大きな不安症状体験があるから、臨床で患者さんの気持ちに寄り添えているのかも知れないです。
奇しくも、今回の演題テーマであった心療内科領域(うつ病と適応障害)と重なっている必然性に少し驚きました。
次回は、第30回記念大会です。
主催者様に呼んでいただけるように日々の臨床に闘志を燃やしていきたいと、強く思う6月のはじめです。
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