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執筆者の写真院長

CARE

こんばんは。京都へ戻ってきてから、自分の身体のケアに時間を使いました。

久しぶりに自身の身体と向き合いました。患者さんにこうしましょうと助言するも、自分のケアを少し怠っていたようで、反省しました。


昨年の今頃は、離島で地域医療に従事し、3月末迄滞在。東京と沖縄の離島を行き来する生活がしばらく続きました。島には5つの集落があり、主に2つの集落の方々を中心に診療にあたらせていただきました。初めて来島した際、すべての費用持ち出しでした。渡航費も宿泊代も食事代も治療で使用する鍼、灸全てです。治療費も0円です。ここでボランティアだと強く提言したいわけではなく、そうしなきゃならない状況でした。どうしたら受け入れて下さるのか。自分を知ってもらうための最善を探りました。徐々に信頼を得て、NPOの統括や役場の方々の協力があり、診療所の医師からも信頼していただき、医療連携が図れました。最初から物事がスムーズに運んでいったのでなく、立ち行かなくなりかけては、起き上がりこぼしのように転んでは立ち上がりの連続でした。それ以降は、往診車が与えられ、広範囲の往診業務にも携わることが出来ました。食事も島のおじぃ、おばぁが持ってきてくれる状況になり、そのご厚意に甘え、島での生活に馴染み潤いが生まれました。地域の行事には必ず駆り出され、島民の方々と一緒になって生活を共にしたことは、今も鮮明に残っております。

現在は、京都の地で開業し、仕事に尽くし研鑽の日々でありますが、時々、島での生活を思い出しては考え、その情景を懐かしみ、奮い立たせています。折を見て、島へ渡航し、近況をおじぃとおばぁに伝えたいと思います。

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