智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
夏目漱石の「草枕」、智(知)・情・意の3つを示した冒頭部分です。
人の世を歩く、難解さを詠みあげていたのでしょうか。
何をしたって世の中、生きづらく、分かり合えない難しさ。
要は、気楽にいこうぜってことで。
その8ページ後に、”逍遥”が出てくる。まなじ漢方研で学んでいるので、加味逍遙散の“逍遥だと気づき、意味を調べると、気の赴くままに歩く。散歩。と出る。まるで、冒頭の答えを示しているようでその回収力に納得。(実際は、文脈的に、無関係)
さて、20年前オーストラリアの首都キャンベラに遊学をした。ホームステイしていた時、そこの家のお兄さんが大変気にかけて遊んでくれた。そのお兄さんが、先週の新聞で大きく取り上げられていた。お兄さんは、ANUで博士号(経済学)を取得され、エリート街道を突き進んでいる。今朝、改めて、ネットで調べてみると、彼の論文がたくさんヒットした。私は、彼の弟たちと万座温泉のアルバイトで仲良くなり、その縁でキャンベラに行き、ANUの教授を紹介してもらい、大学2年の終わりの春休みの全部をキャンベラ生活に注いだ。キャンベラ生活後は、日本に帰国せず、ニュージーランドに飛び、オークランドで数泊(万座の別の同僚宅に居候)し、数カ所寄り道をして、パーマストンノースへ向かった。パーマストンノースで数日過ごし、再度オークランドへ。再び、オーストラリアへ行き、シドニーのドミトリーで旅を締めくくり、成田に戻った。
当時の情景が蘇り、また連絡を取りたくなった。
本日、8/1(月)高知市本町に「とさ未病研究所」プレオープンいたしました。
未病・・・東洋医学で、病気ではないが、健康とも言えない状態。
地域のみなさんの憩いの場になれるよう、この場所を育てていきたい。
※よく調べたら加味逍遙散と逍遥は違いました。似ているけれど。
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