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大学院

執筆者の写真: 院長院長

更新日:2020年2月1日

 早くも2月へ突入。

ドバイ・アブダビ(厳密にいうとシャルジャ)→東京→京都→出雲→京都→東京→静岡→京都。年明けから割と移動しているが、「流しの鍼屋」なもので、その土地でその時を生きている。自分の強固な意志で動いているので疲れはそれほど溜まって・・・いないかと思ったが、京都へもどり疲れが一気にきた。移動はほぼクルマなので時間にあまり縛られず、スケジュール通りに動けばこれといって急ぐ必要もないので、好きな音楽や落語、ポッドキャストを聴いて移動している。

 国立の大学院(医学系研究科)へ進むと決めて以降、受験期はその行く末を勘案していたが、島根大学にご縁をいただいてから、平静を保ち今日に至っている。

昨年同様、出雲↔京都↔東京の生活がしばらく続く。結婚半年後に進学。家族に取ってはリスクを伴う選択だった。しかし向学心が衰えず、むしろ高まる一方だったので自分の学力を顧みず、進学を決意した。薄っぺらい基礎知識(ま応用も...)でこの先を行くほうがリスクが高いとも思った。

 入学後は、指導教授をはじめ、講座の先生、先輩、地域包括ケア教育研究センター(以下、センター)センター長、准教授、地域医療研究会の学生さんなど、優秀且つ異彩な方々に恵まれた。県や大学が掲げる地方創生、地域密着、医療偏在。基礎・臨床医学を学ぶと同時に地域特有の分野を学ぶ時間がここにはあった。というか、自分で見つけた。さっさと単位取って、さっさと研究して、それなりに指導してもらって、そこそこに出来上がってしまって、お世話になりました。といった、ある種無味無臭な立ち回り方では、あまりにも隔たりがあると思った。今までは学ぶ時間は有限とされ、最短が求められていた。自分は遠回りしてきた人間なので、目いっぱい学んでやろうと思っている。深化を図る上で、失敗も経験して、上手くいかないことだらけだと想像する。最短でいけるほどの知力や研究力が乏しいといった方が正しい.....か。そうです(涙)。

 センターの先生が、「社会で失敗したら大学にもどってきてもいい。大学はその受け皿として機能している側面もある。」と仰っていた。自分のこれまでを振り返るにはまだ時間が短くも感じるのだが、最も多感な時期をエンタテインメント業界で揉まれ過ごさせてもらったのは、何事にも代えがたい。人前で踊り、泣き、笑い、叫び、唄い、舞い。様々な表現を学んできた。五者論の一部を地でいくような生活をさせてもらってきた。

教師たるもの五者であれ・・・教師は「学者」「役者」「芸者」「医者」「易者」だ。ここでいう教師は単なる教育者だけを指さないのがいい。はり師や研究職においても、この五者の側面をもって、日々の診療、大学での研究に従事していかなければならない。

 今月は、センターでの発表があり、講義、プレ実験と続き、松江市で公開シンポジウムも開かれ出席予定となっている。

見過ごさぬよう毎日を過ごしていきたい。


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ここでお知らせを。


『京都はりきゅうレディオ』(MC 菊地美香 吉田友一)という、ラジオ番組を開設いたしました。

京都の魅力をお伝えし、鍼灸治療で身体の機能回復を図った私の実体験や、島根での大学院生活などを踏まえながらお話して参ります。

初回プレ配信は、本日 2/1(土) 15:00~(予定)となっております。

詳細は、Twitterにて。


それでは今月も、はりきゅっていきましょう!!(照)


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一生を棒にふって人生に関与せよ。


高村光太郎

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