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執筆者の写真院長

東京(と)レポート

 東京定期診療、無事におえました。

おつかれさまでした。

顔面神経麻痺の患者さんと向き合っていると、自分が罹患して辛かったあの時期を思い出す。なので、自然と早く治してあげようと身体のどこかで勇んでしまう。自分が患者の時にしてきた治療体験をそっくりそのまま患者へ移行させるのは、エゴだと分かっていても、一瞬そっちに寄せてしまいそうになる自分もいる。

自分はなぜ完治に至ったんだろうか。

治療がおわり、診察室を出て帰路に向かう患者さんの背中をみていると、あともう少し何か手を加えられたのではないかと反芻する。

ここまでの心がけ・モットーは、きのうの自分より今日の方が治療がうまくなっていて、今日よりも明日うまくなっているべきだ!で来た。

日々の診療で獲得した知見と、さまざまな人との出逢いで積み上げてきたスキルを今後は、もっと拡充していきたい。

 診療の合間で院生としての仕事もなんとか全うし、レポート作成もおえた。学べば学ぶほどに、自分の無知さを痛切に感じた。


変革の時期をどう過ごすか。











簡単すぎる人生に 生きる価値などない


ソクラテス



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