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執筆者の写真院長

サクラサク

4月になりました。

昨今の新型コロナウィルス(COVID-19)により、世界中が大変な状況に陥り、刻々と変化する情勢に目を見張り、感染拡大を助長させない行動をしなければなりません。所属する大学の講座やセンター、東京の診療所からもお達しが届き、こちらも大学行きをずらしたりと、スケジュールの大幅な変更を余儀なくされております。診療所の先生からも「自分が感染しないこと」、「他人に感染を広げないこと」に留意した行動をとるようにとご助言をいただいております。ひきつづき周囲に配慮した行動を取ってまいります。



今日から臨床5年目に突入です。

あっという間といえばそれまでですが、ここまで来るのには決して平坦一様とはいかず、さまざまな困難の上に成り立っていると言っても過言ではありません。

病気(末梢性顔面神経麻痺)、鍼灸学校、沖縄離島(NPO法人、山城・平山両医師・看護師)との出会い、日本高血圧学会入会、東京の診療所(堀先生)との出会い、島根大(並河教授・赤井准教授)との出会い、大連大学研修、京都開業、大学院入学、地域医療研究会入部、大学センター職員採用。ざっと上げても、こんなにある。多くの出逢いが自分を導き、今に至ります。

 現在は、島根大学大学院医学系研究科 病態病理学講座に在籍し、基礎研究に従事しております。研究室のテーマは、「多因子遺伝性疾患の遺伝解析・遺伝探索」になっており、講座へ入った当初は門外漢過ぎて、これはまずい所へ来てしまったという自責の念に駆られました。もっとも受験・入学前に他領域、特に東洋医学領域がカバーする講座へも勧められましたが、臨床高血圧フォーラムで島根大学地域包括ケア教育研究センター 赤井先生の口演に感銘を受け、ここしかないと思い、病態病理学講座の門を叩きました。入学当初、自分の研究テーマがなかなか決まらずにいました。そんな中、研究室の先生や先輩から、まだ焦るな、小手先だけのファストな研究など、クソくらえだ。自分の中(核に)必ず、湧き上がる疑問をあぶり出せ。臨床で必ず「なぜ」が出てくる。出てこないなら、辞めていいよ。


ヒリヒリしたぜ。



今日から大学院生活2年目。今現在は研究テーマも決まり、あとは毎日論文読んで、論文探索して、先行研究を追究し、諸先生方にアドバイスを頂いています。

周囲の仲間の支えもあり、大学での生活にも潤いが出てきました。あとは、本当にやるだけ。チャーチルの言葉「事前にあわてふためいて、あとは悠然と構える。」に則り、あわてふためいた一年間だったので、今期は悠然と構えていたいものです。まだ無理かな。必修も落としてるし。


ヒリヒリするよ。


***


閑話休題、サクラサク。

知り合いがはり師・きゅう師国家試験に合格しました。

厚生労働省の合格者発表直後に吉報が届き、自分のことのように喜びました。近年の国試は難化傾向が続いていたようで、本当に良かったです。おめでとうございます。

彼女とは共演歴があり、当時東京で彼女の治療を何度かしておりました。おこがましい話ですが自分がはり師になったらとアドバイスしたのも事実です。現場で罵倒にも似た叱責を理不尽に与えられる彼女は正直、見るに耐え難かったです。しかし、現状を打破するには方法があるよと教えました。真っ向勝負も良いけど、もっと違う方法で自分を豊かにできると思う。まだ間に合うし、自分で切り拓いたら。というようなことを、赤羽の赤ちょうちん屋で説いた日が懐かしいです。彼女は大変優秀らしく、学内でもトップの成績を収め、国試も楽々突破したと察するに至ります。当時は、ありがたいことに自分に相談してくる方がたくさんいました。しかし、蓋を開けてみたら彼女だけ学校へ入学した。そしてこの度、国家資格というライセンスを取得し、完遂させた。簡単なようで簡単ではない。でも行動に移した。凄いですね。

今度は、わたしが彼女から教えを乞うことになるでしょう。


***


臨床5年目&大学院2年目。

がんばります。






大切なことは、普通の言葉で非凡なことをいうこと。

アウトゥル・ショーペンハウアー

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