• 院長

がんばっていきましょう。

 2日間かけて命からがら京都へ帰ってきた翌日から、通常通り本院で診療再開。

京都府内からご通院いただいている患者さんは元より、インターネット検索で北海道からご来院くださった医療従事者の方や、定期診療で隣の隣の県から来てくださっている患者さんなど、様々な地域の患者さんと巡り会えている。京都開院一年足らずで、形としては北海道~沖縄地域の方に施したことになった。

 先月の沖縄では、自分のことを待ち望んでいてくれた方がたくさんいらして、来島30分後から一人目の患者さんに鍼を打ち込んだ。翌朝からは建設現場へ出向き、作業員の方への治療から一日が始まった。特別養護老人ホームへの往診業務、5日後にカジマヤー(数え年97歳の長寿の祝い)を控えたおばぁに全身治療と美容鍼灸をおこない、大変に喜んでもらえたことは、今回一番のハイライトとなった。また診療所の平山医師と鍼灸学について対話を持てたことは、特に印象に残り嬉しいひとときであった。

一方で亡くなられた方もいらして、その末期の詳細を仲良しのおばぁから聞いた。私が以前滞在していた時、「わたしは漢方と鍼灸が肌にあうの。だからたくさん実験していいからね。多少の痛みは我慢できるから、わたしの身体で勉強してね。どうせそう長くないから。」ベッドに横たわり、そう話してくれたおばぁは、もうこの世にいない。亡くなる直前まであの鍼の先生の治療受けれないかなぁ。もうあの先生は島を忘れちゃったのかなぁ。と嘆いていたという。年明けにその報を受け、早く島へ渡らなきゃと思ったが、だいぶ先延ばしとなってしまったことを今一度後悔した。話好きで優しくて出来立てのおまんじゅうのように柔らかい。そんな笑顔を持ったおばぁと、掛けてくれた言葉の数々を忘れはしない。

 沖縄から東中野のクリニックへもどり診療が始まった。沖縄で診療と宿で過ごしたある種メリハリの利いた時間軸と東京の時間経過の速度に、しばらく身体が馴染まずにいた。そして気づいたら診療をおえて、京都へたどり着いていた。

大学院の後期も始まり、単位を揃えることは勿論のこと、研究テーマに絞りを入れて臨まなくてはならない。


がんばっていきましょう。






世の中で成功を収めるには、馬鹿のように見せかけ、利口に行動することである。


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